- 2009年5月16日 13:30
- FISH WATCHING
誰もが知っている普通種が実は2種類を混同していた!2種類が混在していて1種は新種だった!というのはよくある話なのだが、僕は「レアな新種発見!」よりもこの手の話題が大好きで興味も強い。(笑)
後者は「見つけた、見つかった」というだけの話であるのに対し、前者は相当観察していないと気づけない事なので、フィッシュウォッチャーとしての真価が問われる!(大げさか。。。?(笑))
自分がそれに気づけなかった事にフィッシュウォッチャーとしてのプライドがボロボロになり、スグにでも海へ行って検証したくなるのだ。
過去にキンセンイシモチ、オルトマンワラエビなどがその良い例なのだが、他にもコガネスズメダイやキホシスズメダイなども怪しい。。。とされ、実際2種が混在しているようだ。
ちょうど1年前(2008年3月)にも、ダイバーなら誰もが知っているゴンズイという魚が2種類に分かれた。
と言うか、「ゴンズイ(学名:Plotosus lineatus)」と呼んでいた魚には2種類の魚が混在しているのが確認され、その一方はPlotosus japonicusとして新種記載されたのだ。(もう一方は従来通り、Plotosus lineatus)
そしてなぜか新種であるPlotosus japonicusの方に標準和名"ゴンズイ"が当てられ、それまで"ゴンズイ"と呼ばれていたPlotosus lineatusに対する新たな標準和名は提唱されないままだった。
ところが最近になってPlotosus lineatusにも「ミナミゴンズイ」という標準和名が提唱された。
何かややっこしい話だが(笑)、まとめるとこんな感じ。。。
旧:
- 標準和名:ゴンズイ 学名:Plotosus lineatus
新:
- 標準和名:ゴンズイ 学名:Plotosus japonicus
- 標準和名:ミナミゴンズイ 学名:Plotosus lineatus
まぁ~名前はともかく、僕らダイバーが気になるのはその違いなのだが、今のところ水中観察や写真などから2種を見分けるのは不可能との事。。。えっ?マジっすか。。。(-_-;)
じゃー意味ないやん!!(笑)
(それでも詳しく違いを知りたい奇特な方は僕宛にメールをください。。。)
ただ分布や生息環境からある程度は棲み分けているようで、ゴンズイが東北地方から沖縄諸島まで広く分布しているが石垣や西表での出現は稀との事で、どちらかというと温帯寄りの魚であるのに対し、ミナミゴンズイはその名の通り、東アフリカからインド・西太平洋域に広く分布し、沖縄諸島では普通に見られる亜熱帯寄りの魚らしい。
また両種が混在する沖縄諸島では、ゴンズイはサンゴ礁の礁縁部で見られ、ミナミゴンズイは汽水域でよく見られる傾向があるようだ。
そうなると温帯と亜熱帯の狭間にあるここ屋久島での生息状況が気になるのだが、多分今までの経験から、こういう場合は亜熱帯系のミナミゴンズイが優占しつつも、棲み分けて2種とも見られるのではないかと思っている。
外見では見分けられなくても、生態的に違いがあったり、生息環境が違っていたりすればかなり面白いネタかも。。。(^^)
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