サクヤヒメジ(新称)


「ヒメジ科のヨメヒメジの中にヒゲの白い子が混じってない?」
数年前から鹿児島大学総合研究博物館の本村さんに聞かれていたのだが、この白いヒゲを持つヨメヒメジ似の子がついに新種記載され、標準和名も提唱された。

標準和名: サクヤヒメジ(新称)
学名: Upeneus itoui

Yamashita, M., D. Golani and H. Motomura. 2011. A new species of Upeneus (Perciformes: Mullidae) from southern Japan. Zootaxa, 3107: 47-58.
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本村さんによると標準和名はサクヤヒメジが多く生息する笠沙の地名に縁のある日本神話の女神、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)を語源としているそうだ。
美しい命名だ。。。(笑)

ヨメヒメジの群れに1匹サクヤヒメジ (photo by T. Hirata)

ヨメヒメジの群れに1匹サクヤヒメジ (photo by T. Hirata)

このヒメジは鹿児島県の笠沙沖を中心に宮崎県や沖縄県の水深40m以浅から採集された67個体の標本に基づいて記載されたもので、現在のところ日本固有種。
僕らが潜る浅い水域に生息しており、ヨメヒメジによく似ている事から、僕らダイバーは2種(ヨメヒメジとサクヤヒメジ)を混同している可能性が強い。
左写真は真ん中の1個体のみがサクヤヒメジで、あとはすべてヨメヒメジ。

水中で見た時、全体的に雰囲気はよく似ているけれど、体の各所の模様を見ればまったく違うヒメジなので、意識してみれば識別は可能だと思う。
ヒゲの色(ヨメヒメジ⇒黄色、サクヤヒメジ⇒白色)もそうだけど、2枚の背ビレの斑紋(ヨメヒメジ⇒先端付近に黒い斑紋、サクヤヒメジ⇒先端付近に黒い斑紋はない)や尾ビレの斑紋(ヨメヒメジ⇒上も下も白黒の縞々、サクヤヒメジ⇒上は白黒の縞々だが下は真ん中が茶色く塗りつぶされる)など、よく見ればまったく違うヒメジだ。

かなり前から屋久島でも探しているのだけど、見つからない。
鹿児島本土と沖縄でも見つかっているので、屋久島にもいると思うのだけど。。。
和名はついたけど、引き続き「白いヒゲを持つヨメヒメジ」探しは続く。。。(^^;;

サクヤヒメジ (photos by J. Shibata)

サクヤヒメジ (photos by J. Shibata)

サクヤヒメジ (photos by J. Shibata)

サクヤヒメジ (photos by J. Shibata)



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  1. 白いヒゲを持つヨメヒメジ似の子がついに新種記載され、標準和名もサクヤヒメジと提唱された。 http://t.co/YhWccJjM

  2. 先日、11月23日にニュージーランドの国際誌Zootaxaで、例の白いヒゲを持つヨメヒメジ似の子がついに新種記載され、標準和名もサクヤヒメジと提唱された。 http://t.co/W1V0zZNg

  3. 鹿児島大学水産学部大学院生が新種の発表。「サクヤヒメジ」と神話にちなんだ和名も提唱し認証された。学名Upeneus itoui 鹿児島の海には見つけられていない魚がいっぱいいそう。 http://t.co/O6MmDqnx  http://t.co/UItLmzxl

  4. 鹿児島大学水産学部大学院生が新種の発表。「サクヤヒメジ」と神話にちなんだ和名も提唱し認証された。学名Upeneus itoui 鹿児島の海には見つけられていない魚がいっぱいいそう。 http://t.co/O6MmDqnx  http://t.co/UItLmzxl

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